前の記事で紹介しました「株に勝てない凍死家必見!仕手株の買い方講座(心理編)」の続きをはじめます。
前回の記事はこちら。
今回は仕手株の買い方のコツを紹介したいと思います。
短期投資を心がける
よく「長期投資はリスクが少ない」という言葉を聞きますが、これは正しいと思いますか?
この考えは誤りです。
株は長くもつほどリスクが高くなります。
みなさんは5年後や10年後の経済情勢や企業業績を予測することが出来ますか?
この変化が著しい時代なのに。1年後の予測さえ難しいということは株をやっている人は誰でも実感しているはず!
あなたが購入した企業が5年後には倒産しているかもしれません。
1年前に東芝の今の株価になっていることを想像できましたか?
そもそも「長期投資はリスクが少ない」と言い出したのは、戦後からの高度成長期なら「上げ下げはあっても、長い目でみれば右肩上がり」で成り立ちましたが、バブル崩壊後は個人投資家のお金を証券市場になんとか引き込もうという営業トークや、負け組投資家が自分を慰めるための口実で使用する「幻想」に過ぎないように思えます。
とはいっても、短期投資ならリスクがないかといえば、もちろんリスクはあります!
勝ち組投資家はリスクを回避する術を身につけたうえで、短期投資を心がけています。
ボラ(価格変動)の高い銘柄に日々注意
短期投資を心がけている勝ち組投資家は、ボラの高い銘柄に日々注意しています。
ボラが高いということは、短期間で大きく儲かる可能性がある一方でそれと同じだけリスクがあります。
しかし、勝ち組は次の2つの能力に長けているため、リスクを極力抑えることが出来ています。
ボラが高くなるであろう銘柄をいち早く察知し、売買することが出来ることです。
特に需給関係に敏感になることにより、市場の心理を先読みして売買するので、リスクは小さく抑えられます。簡単に説明すると安いうちに買えば、高くなってから買った人より損する可能性は低いということ。
需給関係が端的に現れるのは出来高です。
勝ち組投資家は、出来高の変化から今後の資金の流れを推測することに神経を集中させているのです。
自分の思惑と相場が反対に動いた時は失敗を認め素早く損切りが出来ることです。
損を最小限で抑えることは最大のリスク管理になります。
負け組となってしまう多くの投資家は、日々のボラの高い銘柄に注意するという意識に欠けているだけではなく、たとえボラの高い銘柄に早く気づいた場合でも、はじめのうちはそれをただ眺めているだけで、株価が大きく動いてからようやく重い腰を上げるようです。
その頃には高値になっており、後は下げるばかりという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
一部の売買で利益の大半を稼ぎ出す
勝ち組投資家は、一部の売買で利益の大半を稼ぎだします。
これは、ボラの高い銘柄を中心に売買していることに深く関係しています。
僕の場合の一部の売買とは全体の15%くらいの売買でした。
みなさんは「銘柄Aで含み益、銘柄Bで含み損」の状況ではどういった取引をしますか?
僕の周りの投資家に聞いてみると「銘柄Aを早々と利益確定して銘柄Bはそのまま保有する」回答が多かったです。
その結果「銘柄Aはその後も上昇し、銘柄Bは下落を続ける」というケースが多いのも事実です。
こうした行動は、人間の心理が目先の小さな利益にとらわれがちであることからきています。
「将来の大きな利益の可能性よりも目先の確実に入る小さな利益を選択する」
この状況での僕の売買は「銘柄Bを早々に損切りし、銘柄Aを買い増す」です。
勝ち組投資家は、複数の銘柄を持っていれば、含み損のある銘柄を手仕舞いしてその資金を含み益がある銘柄に買い増しに行きます。
目先の利益ではなく将来の大きな利益を優先して狙っていくのです。
勝ち組投資家は一部の売買で利益の大半を生むので、勝率にこだわりません。
例えば、10回投資して9回損しても1回勝つ時に11回分の利益が出たらいいという考えなのです。
株価は不合理な動きをする
勝ち組投資家は「株価は不合理な動きをする」ということを理解しています。
株価は説明が出来ない動きをすることがたびたびあり、これは人間の心理の弱さ、いい加減さが引き起こす現象です。
投資家の心理は株価が動くたびに揺れ動いています。
ついさっきまで購入しようとしていたのに、やっぱり売ろうと思うことなんか日常茶飯事です。株価はそういう個人個人の曖昧で変わりやすい心理の集合体によって形成されていることを頭に入れといてください。
「不合理な動き=デタラメな動き」のこと。
勝ち組投資家は株価に対する見方がシビアです。
余計な幻想や思い込みは抱かず、いつも現実を直視しています。
そして、「株価そのものの動き」から、背景にある思想や材料を推し量り、大衆よりもいち早く動くことを心がけています。
比較的冷静なテクニカル分析を重視する投資家は、株価が規則的な動きをすることが多いと考えています。
この考えは間違ってはいませんが、市場で大きな利益を上げるヒントは、テクニカル分析で想定できる範囲を超えて株価が動いた時に、大衆心理が押し寄せて株価の振れ幅が大きくなるためです。
まとめ
仕手の魅力はなんといっても短期間で信じられないくらいの利益が出せることです。
安いところで買えれば、その後仕手筋が巨額の資金を投じて買い上げてくれます。
仕手筋の手口さえ理解でき、その波に乗れたら短期間で膨大な利益を手に入れることが出来る反面、しっかりルールを決めて取引をしないと膨大な損益をだしてしまう可能性もあります。
手っ取り早く資金を数倍にしたければ仕手株の短期投資がおすすめなので皆様も頑張ってみてください。
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