勝てない投資家の4つの理由




よく個人投資家の9割が負けていると聞きますが、何故9割の投資家が負けているんでしょうか。

その理由を考えてみたいと思います。

負けている個人投資家の考え方

  1. 知名度で株を買っている
  2. 大企業の株は安全だと思っている
  3. 会社が儲かると株価が上がると思っている
  4. リスク管理が出来ていない

僕の周りで負けている人の話を聞いた時の共通点がこの4つでした。

 

知名度で株を買っている

特に年配の投資家に多いです。

知らない株には絶対手を付けない!と言う投資家もいましたが、僕は一番おいしい株は皆が知らない、まだ知られていないマイナーな株だと思っています。

ある程度知名度が上がって行くにつれ株価もすでに上がりきってしまって可能性があります。

個人投資家はこの上がりきった時にはじめて購入してしまうので、実力が800円の株を1,000円で購入してしまい損をしてしまう傾向にあります。

 

一番ひどいと思ったのがトヨタブランドは有名で知名度抜群なので良い株なんでしょ?と本気で思っている投資家もいました。

「有名ブランド=すごくいいもの」のイメージにびっくりしました。

株式投資の世界ではこのブランド力は全く意味がないことです。

 

大企業の株は安全だと思っている

一番勘違いしている投資家に多いのがこれです。

大企業の株は潰れることがないので少し株価が下がっても安心して長期保有していられる。と本気で思っている投資家が多いことに驚きました。

大企業だから株価は優秀ではありません!!

注目すべきは事業の大きさではなく、「そのビジネスモデルに将来性があるか否か」です。

 

僕の中のイメージですが、大企業の株は、割高で成長力が薄いです。

そんな株に投資するくらいなら成長力に長けた割安ベンチャー株に投資する方が絶対にオススメです。

 

会社が儲かると株価が上がると思っている

これは多くの投資家が勘違いしていると思います。

基本的には会社が儲かると株価も上がるのは当然のことなのですが、実際に取引をしているとその常識が通用しないことが多々あります。

増収・増益を続けている勢いのある企業があったとします。

はじめのうちは増収・増益を発表するたびに株価も上昇していったのに、ある日突然増収・増益を発表直後に大暴落することがあります。

ベンチャー企業に多いですが、株価は半年先を見越して値が動いているとよく聞きます。

増収・増益の発表をしたはいいが思ったより伸び幅がないと頭打ちと判断されて株価が下がったり、大口の機関などが利益を確定するために大量に売りをぶつけてきたりして予想に反して株価が下がったりします。

以前の記事でも書きましたが株は心理戦なので業績も大事かもしれませんが僕は売買している投資家たちの心理を考えることに重点を置いて取引しています。

 

リスク管理が出来ていない

リスク管理=損切りが出来ていない投資家が多いと思います。

せっかく利益が10万あっても損切りが出来なくて20万マイナスになったら全く意味がありませんよね!

儲けることには敏感なのに損失には鈍感なのは何故でしょう?

まず勝つことではなく負けないことを考えてみてください。

負ける回数は仕方ないことなので、負けた時の損失の大きさを減らすように努力してみてください。

 

損失の大きさを減らすように努力するとは、自分の中の損切りルールを徹底することです。

  • 5%マイナスになった時点で損切りをする
  • ○万円マイナスになったら損切りをする
  • 3日以上自分の考えと逆に株価が動いたら損切りする

これは売買する時には必ず決めてください。

曖昧にしてしまうことで取り返しがつかない損失を招くことになりますので!

僕も昔経験しましたが、ルールを越えて損をしましたが、すぐに株価は戻るはず!!と根拠の無い自信で放置してしまった結果、一度資金が3分の1まで減ったことがありました。

この経験があったのでリスクの大事さに気づいた訳ですが、僕はたまたま復活出来ましたけど多くの投資家はこの時点で退場を余儀なくされて投資の世界からいなくなることもあります。

リスク管理は投資をするにあたり一番重要なことなので絶対に軽視しないでください。

損をしなければ勝ち組なんですから。



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